
自分のサイトにプライバシーポリシーって必要なのかな…。
作り方がわからないし、正直ちょっと面倒だなあ…。
Webサイトやブログを運営していると、必ず向き合うことになるのがプライバシーポリシーの作成です。
個人情報保護法への対応はもちろん、サイト訪問者からの信頼を得るためにも、今や必須の項目となっています。
ご安心ください。
この記事を読めば、そんな面倒なプライバシーポリシーの作成がすぐに完了します。
- アクセス解析や広告、お問い合わせフォームを設置しているなら、個人ブログでもプライバシーポリシーは必要です。
- 本記事の全11条の雛形をコピーし、[カッコ]内を書き換えるだけで作成が完了します。
- 住所や氏名をサイトに常時掲載したくない場合は、「お問い合わせいただければ遅滞なく回答します」と明記する運用が法律上も認められています。
この記事では、単にコピーして使える雛形(テンプレート)を提供するだけではありません。
「なぜこの項目が必要なのか?」という理由から、ご自身の事業に合わせてカスタマイズする際の注意点まで、丁寧に解説します。
さらに、多くの雛形サイトが抜かしがちな「安全管理措置」の条文と「免責事項」の雛形も用意しました。
Googleアドセンスやお問い合わせフォームを設置している方も必見です。
本記事は、一般社団法人ブログ協会が個人ブログ運営者向けにまとめた公式ガイドラインです。
記載内容は、個人情報保護委員会が公表する「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」および同ガイドラインに関するQ&Aを参照しています。
なお、本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の法的助言ではありません。
大量の個人情報を取り扱う場合や判断に迷う場合は、弁護士等の専門家にご相談ください。
【目的別】今すぐ使えるプライバシーポリシー雛形(テンプレート)
まずは、読者の皆様が最も求めているであろう雛形を用意しました。
ご自身のサイトの目的に合わせて、コピーしてご利用ください。
シンプルな基本雛形(個人ブログ・ポートフォリオサイト向け)
最も基本的な内容を網羅した、全11条の雛形です。
個人のブログや簡単なWebサイトであれば、以下の雛形の[カッコ]内を修正するだけで利用できます。
以下のコードをコピーして、[あなたのサイト名または氏名]などの[カッコ]で囲まれた部分を、ご自身の情報に書き換えてください。
この雛形は、個人ブログの実態に合わせて条文を調整しています。
そのため、会員登録機能や有料サービスを持たないサイトでも、余計な記述が残る心配がありません。
プライバシーポリシー
[あなたのサイト名または氏名](以下、「当方」といいます。)は、当方が運営するウェブサイト[あなたのサイト名](以下、「本サイト」といいます。)における、ユーザーの個人情報の取扱いについて、以下のとおりプライバシーポリシー(以下、「本ポリシー」といいます。)を定めます。
第1条(個人情報)
「個人情報」とは、個人情報保護法にいう「個人情報」を指すものとし、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日、住所、電話番号、連絡先その他の記述等により特定の個人を識別できる情報、及び個人識別符号が含まれる情報を指します。
第2条(個人情報の取得方法)
当方は、以下の方法によりユーザーの個人情報を取得することがあります。
1. お問い合わせフォームへの入力(氏名、メールアドレス、お問い合わせ内容など)
2. 記事へのコメント投稿(ニックネーム、メールアドレスなど)
3. メールマガジン等への登録(氏名、メールアドレスなど)
4. アクセス解析ツールおよび広告配信サービスによるCookie等の技術を用いた取得(第9条および別途定める条項をご参照ください)
第3条(個人情報を収集・利用する目的)
当方が個人情報を収集・利用する目的は、以下のとおりです。
1. ユーザーからのお問い合わせに回答するため(本人確認を行うことを含む)
2. コメントへの返信および本サイトの管理・運営のため
3. メンテナンス、重要なお知らせなど必要に応じたご連絡のため
4. 本サイトの利用状況を分析し、コンテンツおよびサービスを改善するため
5. 不正・不当な目的で本サイトを利用しようとするユーザーの特定をし、ご利用をお断りするため
6. 上記の利用目的に付随する目的
第4条(利用目的の変更)
1. 当方は、利用目的が変更前と関連性を有すると合理的に認められる場合に限り、個人情報の利用目的を変更するものとします。
2. 利用目的の変更を行った場合には、変更後の目的について、当方所定の方法により、ユーザーに通知し、または本サイト上に公表するものとします。
第5条(個人情報の第三者提供)
1. 当方は、次に掲げる場合を除いて、あらかじめユーザーの同意を得ることなく、第三者に個人情報を提供することはありません。ただし、個人情報保護法その他の法令で認められる場合を除きます。
1. 人の生命、身体または財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき
2. 公衆衛生の向上または児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき
3. 国の機関もしくは地方公共団体またはその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき
2. 前項の定めにかかわらず、次に掲げる場合には、当該情報の提供先は第三者に該当しないものとします。
1. 当方が利用目的の達成に必要な範囲内において個人情報の取扱いの全部または一部を委託する場合
2. 合併その他の事由による事業の承継に伴って個人情報が提供される場合
3. 個人情報を特定の者との間で共同して利用する場合であって、その旨並びに共同して利用される個人情報の項目、共同して利用する者の範囲、利用する者の利用目的および当該個人情報の管理について責任を有する者の氏名または名称について、あらかじめ本人に通知し、または本人が容易に知り得る状態に置いた場合
第6条(個人情報の開示)
1. 当方は、本人から個人情報の開示を求められたときは、本人に対し、遅滞なくこれを開示します。ただし、開示することにより次のいずれかに該当する場合は、その全部または一部を開示しないこともあり、開示しない決定をした場合には、その旨を遅滞なく通知します。
1. 本人または第三者の生命、身体、財産その他の権利利益を害するおそれがある場合
2. 当方の業務の適正な実施に著しい支障を及ぼすおそれがある場合
3. その他法令に違反することとなる場合
2. 前項の定めにかかわらず、履歴情報および特性情報などの個人情報以外の情報については、原則として開示いたしません。
第7条(個人情報の訂正および削除)
1. ユーザーは、当方の保有する自己の個人情報が誤った情報である場合には、当方が定める手続きにより、当方に対して個人情報の訂正、追加または削除(以下、「訂正等」といいます。)を請求することができます。
2. 当方は、ユーザーから前項の請求を受けてその請求に応じる必要があると判断した場合には、遅滞なく、当該個人情報の訂正等を行うものとします。
3. 当方は、前項の規定に基づき訂正等を行った場合、または訂正等を行わない旨の決定をしたときは遅滞なく、これをユーザーに通知します。
第8条(個人情報の利用停止等)
1. 当方は、本人から、個人情報が、利用目的の範囲を超えて取り扱われているという理由、または不正の手段により取得されたものであるという理由により、その利用の停止または消去(以下、「利用停止等」といいます。)を求められた場合には、遅滞なく必要な調査を行います。
2. 前項の調査結果に基づき、その請求に応じる必要があると判断した場合には、遅滞なく、当該個人情報の利用停止等を行います。
3. 当方は、前項の規定に基づき利用停止等を行った場合、または利用停止等を行わない旨の決定をしたときは、遅滞なく、これをユーザーに通知します。
4. 前2項にかかわらず、利用停止等に多額の費用を要する場合その他利用停止等を行うことが困難な場合であって、ユーザーの権利利益を保護するために必要なこれに代わるべき措置をとれる場合は、この代替策を講じるものとします。
第9条(個人情報の安全管理措置)
1. 当方は、取得した個人情報の漏えい、滅失またはき損を防止するため、以下の安全管理措置を講じます。
1. 本サイトの全ページをSSL/TLSにより暗号化し、送信される情報を保護しています。
2. 個人情報を含むデータへのアクセスは、当方の管理者本人のみに限定しています。
3. 管理画面へのログインには、推測されにくいパスワードを設定しています。
4. 利用目的を達成した個人情報は、遅滞なく消去するよう努めます。
2. 当方が講じた安全管理措置の具体的な内容について詳細をお知りになりたい場合は、第11条のお問い合わせ窓口までご連絡ください。
第10条(プライバシーポリシーの変更)
1. 本ポリシーの内容は、法令その他本ポリシーに別段の定めのある事項を除いて、ユーザーに通知することなく、変更することができるものとします。
2. 当方が別途定める場合を除いて、変更後のプライバシーポリシーは、本サイトに掲載したときから効力を生じるものとします。
第11条(お問い合わせ窓口)
本ポリシーに関するお問い合わせ、および保有個人データの利用目的の通知、開示、訂正、利用停止等のご請求は、下記の窓口までお願いいたします。
サイト名:[あなたのサイト名]
運営者名:[あなたの氏名または法人名]
連絡先:[あなたのメールアドレス、またはお問い合わせフォームのURL]
※運営者の住所については、本人からのご請求に応じて遅滞なく回答いたします。
制定日:[YYYY年MM月DD日]
最終改定日:[YYYY年MM月DD日]
【以上】
多くの雛形サイトでは、第9条にあたる「安全管理措置」の条文が省略されています。
しかし安全管理措置は、後述する必須11項目の一つであり、個人情報保護法が事業者に義務づけている内容です。
そのため本雛形では、個人ブログでも無理なく実行できる範囲で条文化しました。
Googleアドセンス/Amazonアソシエイト利用者向けの追記条項
GoogleアドセンスやAmazonアソシエイトなどの第三者配信の広告サービスを利用している場合、その旨を明記する必要があります。
上記の基本雛形に、以下の内容を追記または修正してください。
基本雛形の「第8条と第9条の間」に、新しい条文として以下の内容を挿入するのがおすすめです。
条文番号(第X条)は、挿入する場所に合わせて修正してください。
(追記・修正箇所:第8条と第9条の間などに新しい条文として挿入)
第X条(Cookieの使用について)
1. 本サイトでは、お客様のコンピュータにCookieを送信することがあります。
2. Cookieとは、ウェブサイトを利用したときに、ブラウザとサーバーとの間で送受信した利用履歴や入力内容などを、お客様のコンピュータにファイルとして保存しておく仕組みです。
3. 当方は、お客様のウェブサイト利用状況を分析し、または個々のお客様に対してカスタマイズされたサービス・広告を提供する等の目的のため、Cookieを使用して一定の情報を収集します。
4. お客様は、ブラウザの設定によりCookieの受け取りを拒否することができます。ただしその場合、本サイトの一部の機能がご利用いただけなくなる可能性があります。
第X条(アクセス解析ツールについて)
本サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。
このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。
このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。
Googleアナリティクスの利用規約に関する説明については、Googleアナリティクスサービス利用規約のページをご覧ください。
第X条(広告配信サービスについて)
本サイトは第三者配信の広告サービス「Googleアドセンス」を利用しています。
広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた広告を表示するためにCookieを使用することがあります。
Cookieを無効にする方法や、パーソナライズ広告の設定については、Googleの「広告 – ポリシーと規約」のページをご覧ください。
また、[あなたのサイト名]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
あわせて、広告記事であることを読者に分かるように表示するステマ規制(景品表示法)への対応も必須です。
対応方法はステマ規制とは?ブロガーが今すぐやるべき対応を解説で詳しく解説しています。
なお、Googleアナリティクス(GA4)をこれから導入する方は、GA4の初期設定ガイドを参考にしてください。
お問い合わせフォーム設置サイト向けの追記条項
お問い合わせフォームを設置している場合、フォームから取得した情報の取り扱いについて明記しておくとより親切です。
「第3条(個人情報を収集・利用する目的)」の項目に、以下のような一文を追加します。
利用目的のリストに、お問い合わせへの対応を目的として含めることを明記します。
あわせて、取得した情報を回答以外の目的に使わない旨も書き添えておくと、読者の安心感につながります。
(追記箇所:第3条の目的リスト)
X. お問い合わせフォームから送信された内容に対応するため(取得した情報は、回答および必要な連絡以外の目的には使用しません)
免責事項・著作権表記の雛形(コピペOK)
免責事項は、後述する必須11項目の一つでありながら、プライバシーポリシーの雛形には含まれていないことがほとんどです。
そこで、プライバシーポリシーの末尾に続けて掲載できる雛形を用意しました。
プライバシーポリシーと同じ固定ページの下部に続けて掲載する方法が最も手軽です。
もちろん、別の固定ページに分けて設置しても問題ありません。
免責事項
当方は、本サイトに掲載する情報について可能な限り正確なものを掲載するよう努めていますが、その正確性・完全性・有用性を保証するものではありません。
本サイトに掲載された情報を利用したことにより生じたいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いません。
本サイトからリンクやバナー等によって他のサイトに移動した場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について当方は一切の責任を負いません。
本サイトに掲載されている情報は、予告なく変更または削除する場合があります。
本サイトのご利用は、以上の内容にご同意いただいたものとみなします。
著作権について
本サイトに掲載されている文章、画像、動画等のコンテンツの著作権は、当方または正当な権利者に帰属します。
著作権法で認められた引用の範囲を超えて、無断で転載、複製、改変することを禁じます。
万が一、著作権侵害にあたる内容を発見された場合は、第11条のお問い合わせ窓口よりご連絡ください。
確認のうえ、速やかに対応いたします。
引用が「著作権法で認められた範囲」に収まっているかどうかの判断基準は、ブログの引用ルールとは?著作権を守る5つの要件にまとめています。
(参考)英語版(English)併記のサンプル
海外からのアクセスや利用者が想定される場合は、英語版を併記することも有効です。
ただし、専門的な翻訳が必要になるため、ここでは参考として項目名のみ記載します。
- Privacy Policy(プライバシーポリシー)
- Article 1 (Personal Information)(第1条 個人情報)
- Article 2 (Purpose of Use)(第2条 利用目的)
- Article 3 (Provision to Third Parties)(第3条 第三者提供)
- Article 4 (Disclosure of Personal Information)(第4条 個人情報の開示)
- Article 5 (Security Control Measures)(第5条 安全管理措置)
- Article 6 (Contact for Inquiries)(第6条 お問い合わせ窓口)
住所や氏名を公開したくない場合の3つの対処法
個人ブログの運営者から最も多く寄せられる質問が、「自宅の住所や本名を書きたくない」というものです。
まず前提として、個人情報保護法は保有個人データに関する事項として、事業者の氏名または名称および住所を「本人の知り得る状態」に置くことを求めています。
ただし、この「本人の知り得る状態」には、本人の求めに応じて遅滞なく回答する場合が含まれます。
つまり、サイト上に常時掲載する方法だけが唯一の正解ではありません。
この点をふまえると、現実的な対処法は次の3つです。
- お問い合わせフォームを窓口として明記する
本記事の雛形第11条のように、連絡先としてフォームのURLを記載し、住所は「ご請求に応じて遅滞なく回答します」と明記する方法です。
個人ブログではこの形が最も一般的であり、法律の要件も満たせます。
ただし、実際に請求が来たときに回答できる体制は必ず整えておいてください。 - バーチャルオフィスや私書箱の住所を利用する
収益化が進み、特定商取引法に基づく表記も必要になる段階では、こちらが有力な選択肢になります。
月額660円程度から利用できるサービスもあり、自宅住所を伏せたまま正式な連絡先を用意できます。 - 法人化して法人名と本店所在地を記載する
事業規模が大きくなった場合の選択肢です。
法人の場合は、法人名・本店所在地・代表者氏名を記載することになります。
存在しない住所や、他人の住所を記載することは絶対に避けてください。
虚偽の表示は法令違反にあたるだけでなく、Googleアドセンスの審査やアフィリエイトASPの審査でも不利に働きます。
書きたくない場合は「書かない」のではなく、「請求に応じて開示する」と明記するのが正しい対応です。
【全11項目】プライバシーポリシーに記載すべき必須事項と書き方
雛形をコピーするだけでなく、各項目が「なぜ必要なのか」を理解することが重要です。
理由を理解することで、ご自身の事業内容に合わせて適切にカスタマイズできるようになります。
ここでは、記載すべき11項目を一つずつ解説します。

ここが一番大事なポイントですよ!
自分のサイトを守るためにも、しっかり理解しておきましょう。
- 事業者の氏名(名称)と住所(雛形:第11条)
誰が個人情報を管理しているのかを明確にするための項目です。
個人事業主であれば氏名と住所、法人であれば法人名と本店所在地を正確に記載します。
公開したくない場合の対処法は、前章をご覧ください。 - 個人情報の定義と取得方法(雛形:第1条・第2条)
「個人情報とは何か」を定義し、どのような方法で取得するのかを明記します。
一般的には、個人情報保護法の定義をそのまま記載します。 - 個人情報の「利用目的」の明示(雛形:第3条)
取得した個人情報を何のために使うのかを具体的に記載する、最も重要な項目の一つです。
後から目的を追加するのは原則NGなので、想定される利用目的はすべて洗い出しておきましょう。 - 個人データの「第三者提供」に関する規定(委託を含む)(雛形:第5条)
取得した情報を、本人以外の第三者に見せる可能性があるか否かを記載します。
業務を外部に委託する場合などもここに含まれる可能性があります。 - 講じている「安全管理措置」(SSLなど)(雛形:第9条)
取得した個人情報が漏えいしたり、紛失したりしないように、どのような安全対策を講じているかを示します。
サイトのSSL化(通信の暗号化)は、今や必須の安全管理措置です。
詳細まで公開する必要はなく、「請求があれば回答する」と書き添える形でも構いません。 - 保有個人データの「開示」「訂正」「利用停止」等の手続き(雛形:第6条〜第8条)
本人から「自分の情報を確認したい」「間違っているので直してほしい」「利用を停止してほしい」と要求された場合に、どのように対応するのかを定めます。
これは法律で定められた本人の権利です。 - Cookie(クッキー)とアクセス解析ツールの利用について(雛形:追記条項)
サイト訪問者の利便性向上やデータ分析のために、多くのサイトでCookieが利用されています。
Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを利用している場合は、その旨を明記する必要があります。 - 広告配信サービスについて(Googleアドセンス等)(雛形:追記条項)
Googleアドセンスなどの第三者広告サービスは、ユーザーのCookie情報を利用して興味に合わせた広告を表示します。
これらのサービスを利用している場合は、その事実をユーザーに知らせる義務があります。 - 免責事項(雛形:免責事項パート)
当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動した場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負わない旨を記載します。
サイト運営者のリスク管理のために重要な項目です。 - お問い合わせ窓口(雛形:第11条)
開示請求や苦情などを受け付けるための窓口を明記します。
メールアドレスや問い合わせフォームへのリンクを記載するのが一般的です。 - プライバシーポリシーの変更手続き(雛形:第10条)
法令の改正や事業内容の変更に伴い、プライバシーポリシーを変更する可能性があることを示し、変更した場合の告知方法(サイト上への掲載など)を定めておきます。
各項目の法的な根拠をより詳しく確認したい場合は、個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)が一次情報として最も信頼できます。
プライバシーポリシーでよくある3つの失敗
雛形をそのまま貼り付けただけで安心してしまうと、かえって信頼を損なうことがあります。
当協会に寄せられる相談のなかでも、特に多い3つの失敗を紹介します。
- 自サイトに存在しないサービスの記述を残してしまう
「有料サービスの利用料金を請求するため」「銀行口座番号やクレジットカード番号をお尋ねすることがあります」といった条文が、そのまま残っている個人ブログは少なくありません。
実態と異なる記載は、読者に不信感を与えるだけでなく、利用目的の特定という法律の趣旨にも反します。
本記事の雛形は、こうした記述をあらかじめ削除してあります。 - 免責事項だけを書いて、プライバシーポリシーを書いた気になっている
免責事項は「運営者を守る」ための記載、プライバシーポリシーは「読者の個人情報の扱いを示す」ための記載であり、目的が異なります。
両方をセットで掲載してはじめて、必要な項目が揃います。 - アドセンスやアナリティクスを導入したのに更新していない
プライバシーポリシーは、一度作って終わりではありません。
新しい広告サービスや解析ツールを導入したタイミングで、必ず条文を追記しましょう。
更新した際は、最終改定日も書き換えておくと親切です。
作成・設置に関するよくある質問
最後に、プライバシーポリシーを作成・設置する際によくある疑問にお答えします。
気になる項目をタップして確認してみてください。
WordPressでプライバシーポリシーページを設置する手順は?
WordPressでの設置はとても簡単です。
固定ページを新規追加
管理画面の左メニューから「固定ページ」→「新規追加」をクリックします。
内容を貼り付け
タイトルに「プライバシーポリシー」と入力し、本文に作成したポリシーを貼り付けます。
ページを公開
ページを公開します。
このとき、検索結果に表示させたくない場合は「noindex」を設定しても構いません。
リンクを設置
サイトのフッターなどに、作成した固定ページへのリンクを設置します。
「外観」→「ウィジェット」や「メニュー」から設定するのが一般的です。
作成を弁護士や行政書士に依頼する必要はある?
個人ブログや小規模なサイトであれば、この記事で提供しているような雛形をカスタマイズすることで十分対応可能です。
しかし、大量の個人情報を扱うECサイトや、独自のサービスを展開する場合、個人情報の取り扱いが複雑になる場合は、リスク管理の観点から弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。
そもそも個人情報保護法とは?なぜ対応が必要?
個人情報保護法は、事業者が個人情報を適切に取り扱うためのルールを定めた法律です。
以前は5,000人分以下の個人情報しか持たない事業者は対象外でしたが、法改正により、個人情報を1件でも取り扱うすべての事業者が対象となりました。
つまり、お問い合わせフォームが1つあるだけでも、この法律の対象となるのです。
違反した場合は罰則もあるため、適切な対応が求められます。
プライバシーポリシーに「最終更新日」は書くべき?
法律で義務づけられているわけではありませんが、記載を強く推奨します。
制定日と最終改定日が明示されていれば、読者は「いつ時点のルールなのか」を判断できます。
また、広告サービスやASPの審査においても、管理が行き届いているサイトという印象につながります。
本記事の雛形では、第11条の下に記載欄を設けています。
無料の自動生成ツールで作っても問題ない?
出発点としては問題ありません。
ただし、自動生成ツールは海外サービスをベースにしたものが多く、日本の個人情報保護法が求める項目が抜けている場合があります。
特に「安全管理措置」と「事業者の氏名・住所」は抜けやすいポイントです。
生成後は必ず、本記事の必須11項目と照らし合わせて確認してください。
まとめ
プライバシーポリシーの作成は、Webサイト運営における重要な義務の一つです。
少し難しく感じるかもしれませんが、その本質は「あなたのサイトが、訪問者の情報を誠実に扱いますよ」という意思表示です。
今回のポイントをまとめます。
- まずは全11条の雛形をベースに作成する
- ご自身のサイト運営状況に合わせて必須項目を追記・修正する
- 特に「利用目的」は具体的に記載する
- 他の雛形で抜けがちな「安全管理措置」と「免責事項」も必ず入れる
- 住所を公開したくない場合は「請求に応じて回答する」と明記する
- サイトのフッターなど、分かりやすい場所に設置する

この記事を参考に、あなたのサイトに合ったプライバシーポリシーを正しく設置し、訪問者に信頼される、健全なサイト運営を心がけましょう!
なお、当協会ではブログ運営者向けに公式ガイドラインを順次公開しています。
あわせてステマ規制への対応と引用・著作権のルールも確認しておくと、法令面の備えはひととおり整います。
これからブログを立ち上げる方は、失敗しないWordPressブログの始め方もあわせてご覧ください。

